2020.10.30

マスクは正しくつけることで効果がある!

 

こんにちは。編集員のSATOです。

最近は、外出などで人と会う機会も徐々に増えてきた方が多いのではないでしょうか。
外出する上でマスクは必需品になっているかと思います。
今回はそのマスクについて、先日発表された論文と併せご紹介したいと思います。

 

2020年10月21日、東京大学医科学研究所感染・免疫部門ウイルス感染分野の河岡義裕教授らの研究グループによる「新型コロナウイルスの空気伝播に対するマスクの防御効果」が米国科学雑誌「mSphere」オンライン版で公開されました。
実物の新型コロナウイルスとマネキン人形を使った実験で、この発表によると、マスクにはウイルスの空間中への拡散と吸い込みの両方を抑える効果があることが判明したようです。また、正しいマスクの装着によってウイルスの吸い込み量が大きく低下することも明らかになりました。(マスクだけでは、完全に吸い込みを防ぐことはできないようです)

 

 

?マスクの正しい使い方は?

[着けるとき]
・マスクの上下、表裏を確認する
マスクが正しい向きでないと隙間ができたり、
表面にプリーツがあるマスクはプリーツがポケットとなりそこにウイルスが溜まります。


・鼻と口の両方を確実に覆う
・顔に密着するように調整する

[使用中]
・なるべくマスクに触れないようにし、もし触れた場合はすぐに手を洗う

[外すとき]
・ゴムの部分を持ち、フィルター部分には触れないようにする
・顔から外した後は、すぐに廃棄し、手を洗う。

 

完全にウイルスを防げないとしても、マスクを正しく着用することは感染対策の1つとなることが分かりましたね。
使い捨てマスクは、衛生面と機能面から、基本的には1回外したら付け替えが推奨されていますので、
使用中や使用後のマスクを、机や椅子の上に置いたり、カバンの中にそのまま入れたりするのは避けたほうがよさそうです。
しかし、食事の事やちょっと外したくなるタイミングもあると思いますので、なかなかそうもいかないのも現実。
マスク用の除菌スプレーや、一時保管用のケースなども販売されているようですので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

ひきつづき、手洗いやうがい、消毒などもお忘れなく!

 

参考:(10月22日閲覧)
ウイルス・菌対策研究所:ウイルス・菌を防ぐマスクの正しい使い方
https://virus-eisai.com/
東京大学医科学研究所:新型コロナウイルスの空気伝播に対するマスクの防御効果
https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/about/press/page_00042.html
mSphere:Effectiveness of Face Masks in Preventing Airborne Transmission of SARS-CoV-2
https://msphere.asm.org/content/5/5/e00637-20.full

 

 


この記事を書いた人

SATO
1989年奈良県生まれ神奈川育ち。金融、専門商社を経て2017年イベント制作会社の㈱セレスポに入社。好きなのは、写真を撮ること、ビール、牡蠣、えいひれ、そしてわんこ。散歩中のわんことすれ違うたびに「かわいいねぇ…(´◡`)」と呟いてしまうくらいに大好き。

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